ぴろしです。

みなさま突然ですが、

「働き方改革」をご存知でしょうか。

簡単に説明いたしますと、

働き方改革とは、2016年に日本政府が打ち出した政策の一つで、

高齢化&少子化によって、生産年齢人口(15歳~64歳)が減少し、

将来的に財政が破綻してしまう危険性がかなり高い日本の社会を、

「一億総活躍社会」という名のもと、

企業に努める社員の労働時間や賃金格差、新しい社員の雇用体制などを大幅に改善して、

かつ、国の財政をも豊かにしちゃいましょうよ

っていう夢のようなプランです。

確かに、

日本人は働き過ぎ、

ってよく言われていますよね。

私も18歳で日本新聞印刷に入ってから、

53歳になったこの歳まで、冠婚葬祭や病気以外ではほとんど休まずに勤めてまいりました。

全盛期の数年間は、ほぼ毎日、朝早くから夜遅くまで、時には会社に泊まりったりもして、働きまくりの日々を過ごしておりました。

今思えば20年くらい前までは印刷物の量がものすごく多く、忙しくない日がありませんでしたね。

でも働けば働くほど、会社も自分も潤っていくことを実感することができましたし、

私は印刷という仕事に対しては常に誇りを持って取り組んでいて、

私が率先して働くことで、周りの社員が少しでも楽になればという思いも強く、

長時間の労働も全く苦ではありませんでした。

時は流れ、現在は印刷物が大幅に減ってしまいましたし、DTPの普及もあり、印刷の仕事としての量も少なくなり、

それに伴って社員の数も大幅に減少してしまいました。

ですが仕事内容は年々複雑化されていますし、

ひとりひとりの仕事の割り当ては、20年前と比べて増えてしまった気がします。

日本新聞印刷は本当に良い会社です。

現在の日本新聞印刷の社員は全員がまじめで、全員が本当に良く働いてくれています。

私自身はこの会社とその社員たちのためならいくらでも働くことができてしまいます。

でも他の社員の人たちにとってはどうなんでしょう。

みんな文句もほとんど言わずに一生懸命仕事に励んでくれていますが、

彼らが現在おかれいている労働環境に、彼らが心から満足できているのかどうかを考えると、

少し不安な気持ちになってしまいます。

彼らのために、

私が、私たち管理職の人間ができることって何なのでしょうか。

それこそ働き方改革なのでしょうか。

ちなみに、実際に政府が働き方改革として施行しようとしている政策は

先にも少し話しましたが、

・労働時間の是正

・正規・非正規間の賃金格差の解消

・高齢者の就労促進

の3つです。

そして私なりに少し考えてみました。

労働時間の是正により、企業としては残業代がカットでき、従業員は過労を防ぐことができると思える一方で、お客様の満足度(営業時間が短縮されると困るお客様もいる)という部分は無視されているような気がします。

正規・非正規間の賃金格差の解消も、非正規社員にとっては正規社員並みの賃金を稼げるというメリットがあり、とても良いことであるとは思うのですが、企業と正規社員にとってはデメリットしかないような気がします。

高齢者の就労促進は高齢化社会にぴったりな政策です。私自身も働けるうちは働きたいと思っております。働きながら年金も一緒にもらえればなお良いのでしょうが。

こんな感じで、本当はもっと深い意味のある政策なのかもしれないのですが、

なんか、ちょっともどかしいんですよね。

働き方改革?

はたまた、

働き方改悪?

いずれにせよ、

私の理解力が乏しいのも事実なので、

まだまだ勉強が必要ですね。

とにかく、

労働時間については労働基準法第36条(36協定)でも定められていることですし、

業務効率化による労働時間の短縮は、

会社にとっても従業員にとっても良いことである思いますので、

もちろん、お客様に迷惑を掛けないことを前提として、

全社一丸となって今の仕事内容を多方面から徹底的に見直し分析して、効率化を図る。

まずはそこから取り組んでいきたいです。

私は日本新聞印刷という会社が大好きです。

だからいつまでも、

社員のみんなが笑顔で明るく働ける職場にしたいです。

ということで、

働き方改革、

いや、

働き方改楽かな、

がんばります。

よしっ
がんばるぞー!!

★Dr.ピロシが教える今週の印刷用語★

今週の印刷用語は・・・『入稿』じゃ。

入稿とは、印刷するための原稿を印刷所に入れることじゃ。文章の書かれた紙や写真を印刷所に持っていくことじゃの。ちなみに作成が全て終わった状態の紙面をデータ化したものを入稿する場合は『データ入稿』というんじゃよ。データ入稿の場合は一般的に印刷所では紙面の文字化けや、広告や写真等の位置ズレに関するチェックをしただけで、すぐに印刷に入ってしまうため、データ入稿をする前に作成した紙面データをしっかりとチェックすることが大切じゃ。