印刷部の赤い彗星、ぴろしです。
ついこの間の日曜日。
それは伸びきった前髪が、汗ばむ額に引っつくような蒸し暑い夜でした。
前髪が切りたくて切りたくてどうしようもなかった私は、行きつけの床屋まで愛車を走らせました。
車で床屋に行き駐車をする際、普段は必ず空いているコインパーキングに止めるのですが、その日はなぜだか駐車代をケチって白枠(パーキングメーターの駐車枠)に止めたい衝動に駆られました。
いざ床屋の前まで来て、白枠が近くにあるので行ってみたらすでに埋まっている状態でした。
そして床屋から少し離れたところに白枠を見つけたのですが、そちらもすでに埋まっていました。
仕方がないので、また床屋近くの白枠に戻ってみたけど、まだ空いておりません・・・
そしてまた先ほどの少し離れたとこに行ったら、そちらもまだ空いておらず・・・
行ったり来たり、来たり行ったりを計8回繰り返し、ついに少し離れた方に止めることができました。
「YES!!」と車の中で大声で叫び、急ぎ足で床屋へとたどり着いたらなんと・・・
閉店してました・・・
体中から噴き出た汗でベタベタ&ギトギトな私は、額に引っついてグチャグチャになった前髪をそっと掻き分けてから、静かにその場を立ち去りました。