みなさまこんにちは。
日本新聞印刷・制作部のUです。
12月16日に、かねてより行ってみたかった印刷博物館に行ってきました。
だいぶ前から、一度は印刷博物館に行って印刷の歴史を知りたい、
と思ってはいたのですが、
なかなか足を運べずにいました。
しかしこのたび、ついに、博物館に行くということを実現することができました。
きっかけは11月末に、弊社宛てに印刷博物館より届いた展覧会のお知らせでした。
弊社社長から、
「印刷博物館で『世界のブックデザイン2017-18』も併催するみたいだからU係長、見学しておいでよ」
とのお話をいただき、
「これはチャンスだ!」
と思い、
私は博物館に行くことを決意しました。
1階のライブラリー情報コーナーには、特別展示「ライプツィッヒ・ブックフェア」で公開された『世界で最も美しい本コンクール』の入選図書(日本、ドイツ、オランダなど7つのコンクールで入賞した書籍)が200点展示されています。
アイデアあふれるデザイン、読みやすくする工夫など、どれも素晴らしい作品が展示されていました。
こちらの「世界のブックデザイン2017-18」は入場無料なので、みなさまもぜひ行ってみてください。
世界のブックデザインを堪能したあと、私は地下1階にある展示スペースに行き、印刷文化の歴史を体験しました。
こちらは有料ですが、印刷の歴史を「体験&学べる」といった貴重な物を展示しています。
入ってすぐはプロローグ展示ゾーン。
紀元前の壁画から現代の印刷までを、模型や実際の印刷物、映像などでわかりやすく解説されていました。
次のフロアは企画展示ゾーン。
今回は「天文学と印刷」をテーマにした展示です。
天文学を世の中に広く伝えるため、15世紀にヨーロッパで登場した活版印刷を使い、学者と印刷者が力を合わせて作る過程を、映像・展示物で解説しているフロア。
印刷に対する熱い思いが感じられます。
次のフロアは総合展示ゾーン。
ここでは印刷と文化に関わる物が色々展示されておりました。
浮世絵の版画づくりの工程や、活版印刷の父型から母型を作り鋳造する方法などが、細かく解説されていました。
古い印刷機なども展示されており、印刷の歴史を肌で感じることができます。
同じフロアには「印刷の家」があり、ここでは活字を拾って組をつくり、印刷する工程を体験できるそうです。
この日は15時ごろに体験できるとのことだったのですが、午前中に行ったため体験できなかったことが悔やまれます。
次に博物館に行くときは、絶対に体験したいです。
印刷技術や歴史などが好きな方は、是非一度足を運んでみてください。