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エイジング感は本革と一緒

革り小物 Aster*isk
〒158-0097 東京都世田谷区用賀4丁目34−12
03-6313-4383
代表 スズキミトさん
※2025年7月27日(日)をもちまして実店舗の営業を終了となります。

育てる革たち。使い込むほどに手になじみ、色も深みを増す、本革ならではの愉しみ。でお馴染みの革り小物Aster*isk(アスタリスク)は、東京都世田谷区用賀にある革製品の専門店です。革を中心とした小物作り、素材の魅力を引き出せるような一点ものを心がけ、特に定番商品として展開している『紙袋のような革袋』シリーズなどは当店でしか扱っていない素材を主力としています。
ショップではオリジナル製品を実際にご覧いただける、工房併設のお店です。
そんな革り小物さんが2023年商品カタログとしてタブロイド紙(以下、新聞)を選びました。なぜ、新聞にしたのでしょうか?また、カラーではなくモノクロにした経緯を代表のスズキミトさんに聞いてみました。

新聞はコミュニティ

今はWEBの時代で、多くの商品をカラー画像の画面で見る事が多いですが、カラーじゃないと伝えられないカタログよりも、新聞で、そして、あえてモノクロで印刷したのはアナログ感のある新聞の方がお店のハンドメイド感が伝わると思ったからです。
ただ、モノクロにすることにより、革本来の色、風合いを表現できるのか?という想いもあり、モノクロにした事はとても勇気のいる決断でした。
WEBの時代にあえて新聞にして、懐かしさ・広げる・質感・見る・を感じてほしく、オンラインショップでは一部ずつ新聞を入れていますが、色あせたり、焼けたり、古めかしくなるエイジング感は本革と同じ経年変化と合う感じもします。
たまに『カタログありますか?』という問い合わせがありますが、『うちは新聞だけです』と伝えると、驚かれることもあります。そんな新聞を手にするお客様は新聞の手触り感に新鮮さを感じ、懐かしがってくれる方も多く、私自身が新聞の紙質が好きなので、これもまたお店らしさかと思っています。出来上がった新聞はショップ内にも置いてありますが、お店の雰囲気にピッタリ合っているので、置いてあるだけでカッコいい!と思う事もあり、ショップ内のインテリアの一部となっています。
また、日本新聞印刷さんから使わない新聞用紙を少し分けて頂き、メモ帳を作ったのですが、一般的な紙ではなく新聞用紙でできているのが懐かしさと新鮮さが混じりあっていて気に入っています。
販売もおこなっていますので、気になる方は是非、お店まで足を運んで頂けたらと思います。新聞が届くのを待ち、情報を得るだけの一方通行ではなく、個人新聞や個人店が気軽に少量発注ができて、情報を発信し、受け取った方がその新聞によって共感して、お互いが新聞を通じて繋がれたらと思いますし、部屋にある(置かれている)だけでカッコいい、持っているだけでカッコいい、という新聞がグッズになればとも思います。
例えば、新聞を持参したら特典があるなど、お互いにプラスアルファがある付加価値のある新聞があればと思います。それには、やはり新聞は簡単に作れて、少部数印刷が可能(これは新聞印刷会社によると思いますが)、敷居は低いのだ、という事を多くの方に知ってもらえればと思います。
それと、やはりスピードの速さもあると思います。私たちのカタログも印刷をお願いした翌日朝には店舗に届けて頂き、やっぱり新聞って早いなぁと実感しました。校了の翌日には届くので、編集の時間を多く取れるのもポイントのひとつです。

インスタで新商品を発見したり、お店へ行くたびにコレいい!とついつい購入してしまうので、ミトさんには『新商品の紹介はやめて下さい』と伝えているんですが、物は増えていくばかりです(笑)

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