ぴろしです。
8月も今日でおしまい。
まだまだ暑い日は続いておりますが、
今年ももうすぐやってきますね。
食欲の秋が。
私はとにかくお米が大好きでして、
あつあつのご飯のお供と言えば、
間違えなく“漬物”でしょう。
はい、たくあん3枚で白飯3杯はいけちゃいます。
ってなわけで週末はおいしい漬物をもとめ、東京スカイツリーのお膝元、
ソラマチのソラマチ商店街にある、漬物処『鎌倉 あきもと』さんに行ってまいりました。
漬物ということで、個人的にずっと気になっていたことがありまして、
みなさまは“漬物”と“お新香”の違いを知っていましたか?
私はもちろん知らなかったのでとりあえず調べちゃいました。
インターネットによると、
お新香とは、
どうやら“浅漬け”と“香の物”が合わさった言葉のことらしいんです。
浅漬けとは、呼んで字のごとく浅く漬けた漬物のことです。
浅く漬けているので新鮮な野菜の色のまま食すことができます。
香の物とは、上品な漬物のことだそうです。
たしかに上品な旅館や和食のお店などに行くと、
食事のメニューのどこかに“香の物”って書いてあった気がします。
さて勝手にまとめると、
新鮮な浅漬け+上品な香の物=新しい香の物
そして、
新しい香の物=お新香
なるほどそういうことですか。
勉強になりました。
「でも香の物って?上品な漬物ってどういうことだ??」
それも知りたくなったので、またインターネットで調べました。
むかしむかしむか~し、平安時代の貴族たちはよくお香を焚いていて、
それが何の香りかを当てるゲームが彼らの中で流行っていたみたいなんです。
そして貴族たちはそのゲームの合間に、
なんと、漬物を食べていたんですって。
なぜ漬物を食べていたかというと、
漬物は臭いが強いので、お香を嗅ぎ過ぎておかしくなってしまった嗅覚を
一旦リセットするためであったそうです。
そしてその漬物のことを、
お香の遊びの間に食べる漬物ということで、
“香の物”と呼ぶようになったそうです。
なるほど。
とにかく、上品な人々が上品な遊びの最中に上品に食べていた漬物のことですね。
またまた勉強になりました。
それにしても平安時代って。
すごいですよね。
日本人は漬物を1000年以上も前から食べていたんですね。
実は漬物を食べることは生野菜を食べることよりも健康に良いってご存知でしたか?
これまたインターネットで調べたのですが、
漬物はその製造工程において野菜を乳酸発酵させることにより、ビタミンB群が生成され、疲労回復に効果的なんです。
さらに乳酸菌が腸に入ることにより、腐敗菌や異常発酵菌の腸内への侵入を防いでくれるんです。
まるでヨーグルトじゃないですか。
ヨーグルトがまだ無かった時代、昔の人たちは漬物を食することで腸内環境を整えていたんですね。
っていうかそう考えると漬物を最初に作った人って本当すごいな。
またまたインターネットで調べようかと思いましたが、
話が長くなってしまうので今回はやめておきました。
とにかくビタミン、乳酸菌、それに野菜まで摂れちゃうんだから、
みなさまも漬物をたくさん食べましょう。
さて、肝心の『鎌倉 あきもと』さんの漬物はどうだったのかと申しますと、
たくさん買ってきたのですが、
社員のみんなに全部あげてしまいました。
ということで、
わたしは一切食べておりません。
ですが、私から漬物を奪っていった人物たちから味の感想を聞くことができました。
まず一人目。
営業部のH係長は、
高菜の漬物をもらったらしく、
家族で夕食の際に出したら、
「高菜は美味し過ぎて速攻でなくなっちゃいましたよ。まあ『鎌倉 あきもと』さんへはよく行くし、あそこの漬物は全てうまいですよ」
と言っておりました。
二人目。
営業部のT主任は、
野菜があまり好きではないのに、
ごぼうの漬物をもらったらしく、
「ごぼうはずっと嫌いだったのですが、ごぼうが美味しいって生まれて初めて感じました」
と言っておりました。
三人目。
営業部の野村部長は、
しょうがの漬物をもらったらしく、
「しょうがの漬物?ああ、まだ食べてないけど。絶対うまいに決まってるっしょ。だって『鎌倉 あきもと』さんだよ」
と言っておりました。
そんなにおいしい漬物を、全てあげてしまったことをものすごく後悔しています。
次回は自分の分だけを買います。
★Dr.ピロシが教える今週の印刷用語★
今週の印刷用語は・・・『紙粉』じゃ。
紙粉とは、紙面に着いてしまう粉末状のごみのことじゃ。製紙段階に用紙表面から剥離されてしまった繊維片や、印刷作業中の断裁をした際に発生する紙の切りくずなどの紙粉が、版面やブランケットなどに付着したりインキ壷に入ってしまい紙面に汚れがで出てしまうことがあるんじゃよ。これらを防ぐために日本新聞印刷では毎日ローラーやブランケットの掃除をしているんじゃよ。